人は生活をしていく上で体の健康を維持する事はとても重要だと思います。
そのバランスが崩れる事で様々な体調不良を起こすきっかけになると思います。
長い人生、楽しく過ごす為にも栄養については知っておくべきかと思われます。
今回は栄養について、改めて見直してみようと思います。
是非、皆さんも一緒に考えて頂けると幸いです!
栄養とは?
簡単に言うと「体外から取り入れた物質により、組織のエネルギーの産生を維持する」です。
体の中には様々な臓器や骨・筋肉・血管といった組織が存在しており、
これらは昼夜問わず活動しております。
動くという事は活動に必要なエネルギーを消費しているという事になりますので、
どこかで消費したエネルギーを補給する必要があります。
人が補給する方法としては口から食べ物や飲み物を取り込む事になります。
そして取り込んだ物質に含まれている栄養を体の中で吸収し、補給していくわけです。
人は日々活動している中でこの補給と消費を繰り返しているわけとなります。
栄養に必要な物質とは?
体内に取り入れられた食べ物や飲み物は、効率的且つ合理的な物質に変化(同化)されます。
エネルギー源になる栄養素として「糖質」「脂質」「たんぱく質」が挙げられ、
3大栄養素と言われています。
他にも微量元素と言われる「ビタミン」「ミネラル」が存在しており、
それらを全て合わせると5大栄養素とも言われています。
構造的には上記の5つに分けられますが、機能的な視点で見ると以下の3つに分類されます。
「エネルギー源」:糖質・脂質・たんぱく質(アミノ酸・糖新生)
「生体構成成分」:たんぱく質(筋・血漿たんぱく等)・脂質(細胞膜)・ミネラル(カルシウム等)・核酸
「生体反応調整成分」:ビタミン・ミネラル
栄養が足りなくなるとどうなるの?
体を維持する為の栄養が不足すると当然ではありますが体を動かす事に支障を来します。
栄養を全く摂らない事もそうですが、偏った栄養の取り方をしても同様です。
正常な代謝や発育に必要な栄養素が量的又は質的に不足する事で病的症状の発生を引き起こします。
只、体には代償機能が備わっており、取り込んでいた物質を変換させて補完する事が出来ます。
その変換を行う事で一時的ではありますが症状悪化を抑える事が出来ますが、
新たに物質を取り入れないとその変換作業ですら困難な状態となってしまいます。
そういった意味で栄養を摂取する事はとても必要となります。
生活習慣病とエネルギー・栄養素について
最近は栄養不足だけでなく栄養過多も問題視されており、生活習慣病のリスクが上がっています。
生活習慣病に関連する疾患として以下の4つが挙げられている。
「高血圧」:食塩やアルコール、脂質やたんぱく質の過剰摂取
「脂質異常症」:脂質、炭水化物、たんぱく質の過剰摂取
「高血糖」:過剰摂取により肥満へ、糖尿病を発症
「慢性腎臓病」:ナトリウムの過剰摂取、高血圧症、肥満が高血糖や脂質異常症を発症
栄養は人が生存していく為に必要であるが、過剰摂取は逆効果になるので注意しなければならない。
まとめ
今回は栄養について色々と挙げてみました。
自分も振り返れば栄養については殆ど考える事無く、好きな食べ物や飲み物を摂取してました。
若いうちは体を動かしていましたので、食事を過剰摂取しても十分消費できたかと思われます。
只、年を重ねていくと運動量も減っているので蓄積(特にお腹)されてきます。
体の状態を健全に向けていく為には栄養の摂取量と消費量のバランスを取らないといけません。
医療の仕事に就いてからはそういった生活習慣病を呈した方々とお会いする機会があります。
症状は様々ではありますが決して良くはありませんので、早急の対応が必要となります。
早期であれば内服や適切な食事・運動で改善が見込めますが、時間が経つと難しくなります。
健全であれば自分の好きな事を一生行う事が出来ます。
皆さんも是非、健康意識を持って長い人生楽しく過ごして行きましょう!!
コメント
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This article is about general nutrition and lifestyle-related diseases.